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春の四国グルメ満喫・1泊2日
-旅行日:2012/3/29〜30-
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丸亀から2駅、多度津で下車し、向かい側の大歩危行きに乗り換え。
いよいよ土讃線の旅がスタートです。
とはいえ、途中の琴平までは乗ったことがある区間。
1両のディーゼルカーはのんびりと土讃線を進みます。
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香川県最後の駅・讃岐財田で特急とすれ違い。
さらにスイッチバック駅の坪尻でも各駅停車(ただし通過)と行き違います。
そういえば、徳島県に足を踏み入れるのは実は初めてだったり。
阿波池田で乗客と運転手が入れ替わり、どうやら多度津から大歩危まで
乗り通したのは自分ひとりだけになった模様。
吉野川の雄大な景色に思わず感動していると、大歩危はすぐそこ。
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なんとか日があるうちに大歩危駅にたどり着きました。ここで40分待ち。
暗くならないうちに大歩危駅周辺を散歩することに。
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徳島県最後の駅である大歩危駅はこんなロケーション。
そういえば、長らくこんなのどかな風景を眺めてなかった気がします。
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国道32号線沿いを歩いて大歩危を目指そうかと思いましたが、何気に時間が
少なかったので、途中までいってすぐ引き返すことに。
ここまで、高松駅から約3時間半ほどかけて移動してきましたが、移動距離は
まだ80q弱だったことが判明。
というか、高松から高知まではだいたい140kmくらいと知り、さらにびっくり。
まだここから高知までは2時間以上かかるというのに・・・。
なんとのんびりな旅なんだろう。
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大歩危駅に戻って、いよいよ高知行きに乗車。
乗客はぼくを入れて5人。
都会の殺伐とした雰囲気とは一味違う雰囲気がそこにありました。
大歩危を発車するとすぐ県境を越え、いよいよ高知県突入。
大杉で1人乗客が入れ替わった以外は、乗車客もないし下車客もおらず。
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途中行き違いで停車した土佐北川駅。
このとおり、トラス橋の上にホームがある一風変わった駅です。
まもなくして、猛スピードで岡山行きの特急「南風」が通過。
橋がグワングワン揺れているのが車内からもわかりました。
さらに繁藤駅で、多度津を2時間も遅く出た「南風」に追い抜かれます。
10分ほど停車して動き出した、と思ったら・・・。
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次の新改駅で、再び行き違いのために、なんと18分も停車!
いやぁ、なんというのんびりとしたローカル線の旅!
18分停車という放送が流れた瞬間、5人の乗客は荷物を置いて一斉に外へ。
停車中に一度車内に戻ると、運転手以外誰もいませんでした。
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ところがこの駅、本当に何もない。
あるのは廃屋?と集落へ下る道路だけ。
しかも集落(と、緊急避難場所)へは片道15分かかるとか。
街灯すらなく、月明かりが山奥の下り坂を照らすだけ。
下り坂を歩くと列車の音が遠くに聞こえるだけの不思議な空間が。
写真を撮っても撮っても、月以外は真っ暗け。
ひたすら下って集落まで探索しようかと思ったのですが、下ったら2度と駅に
戻れなさそうな気がして、思わず躊躇してしまいました。
車なんて来ないだろ、とアスファルトに寝そべったりして。
18分間の停車時間はあっという間に過ぎていきました。
おかげで、駅備え付けのノートに一言二言くらいしか書くことができず。
本当にこの駅、夜に来て良かったです。
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5人だけの車内は、新改の次の駅・土佐山田でいくらか乗客が増えました。
あとは高知都市圏をのんびりと走り、20時半、ついに高知駅に到着。
今日の移動はここまでです。
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さっそく、夕飯タイムにすることにします。
と、高知駅前の居酒屋で目に留まったのは、やっぱりカツオ!
居酒屋ではない、もっとお手軽なところでカツオを食べたいなあ、と思って
高知の中心街まで足を延ばして店を探してみます。
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その途中見つけたのは「日本三大がっかり名所」と名高いはりまや橋。
あっけなく見つけてしまい、あー、これは、確かに・・・と思ってしまいました。
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はりまや橋を後にすると、向こうからデカデカと「ごめん」という表示を掲げた
路面電車が!
急いで横断歩道を渡り、そばにあった停留場で信号待ちしてるところを撮影。
漢字では「後免」と書くのですが、こうしてひらがな表記にするとインパクトが
あるなあ。
ちなみに高知滞在中、こんなにもデカデカと「ごめん」という表示を掲げていた
電車に遭遇したのはこの時だけでした。
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で、夕飯ですが、結局店が見つからず。
途中「無料案内所」が密集する地帯に迷い込んでしまい、もうヘトヘトに。
高知駅まで歩いて戻って見つけたスーパーで調達してきました。
高知産の天然ブリと養殖カンパチの刺身(半額)と、白いご飯。
食べる場所もなかったので、高知駅前のベンチでこれらを開けていると、
「何あの人撮ってるんだろ?」「試し撮りとかじゃね?」
と通りがかりの若者グループにひそひそ噂されました。
別に何撮っててもいいじゃないか!!
そのうち「駅前で刺身を食べる」行為がだんだん恥ずかしくなって、最後の
一切れを口に入れて、あわててゴミを片付けて撤収。
足早に、旅行前目星をつけていたネットカフェに向かい、この日は一泊。
そのネットカフェのエレベーターに乗ろうとした瞬間、すれ違った男の人が
どう見てもヤンキーで、しかもタバコを吸いながら颯爽と出ていきました。
高知、こえー。と恐怖に震えながら、ネットカフェのフラット席に投宿。
しかもこのネットカフェに、なんと大歩危から高知まで同じ列車に乗っていた
外国人女性2人組がいるのを発見。
一体高知はぼくに何をしたいのかわからないまま夜が更けていきました。
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Last update:2012/4/2