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淀川で、カレーを食べる日曜日。

デイリーライター2人に読者1人(俺)




合流してからの御堂筋線は心なしか輝いて見える


現地に着いてみると、尾張さんと木村さんの他にはまだ誰も来ていない様子。
なんと読者ひとりにライターふたり、という思ってもみなかった状態になってしまいました。
かなり緊張してすっかりどういう話をしていたか忘れてしまいました。

ただひとつ、僕らの近くで三線を弾きだしたグループがあって、ここは大阪のはずなのにいきなり沖縄チックになったり、
「あの三線、ホリエモンが押収されてたやつだと面白いですよね」
っていう会話をしてたのだけはかすかに覚えてます。




とりあえずTwitterに上げる用に何枚か写メっておいた


ところで今回の趣旨は?

今回なぜ尾張さんがここまでTwitterで呼びかけるぐらいにカレーをふるまうかと言うと、実はこれ尾張さんの次回デイリー記事の企画。
1人前と5人前と20人前のカレーを作って食べ比べる、という企画だそうです。(呼びかけ記事)
つまり単純計算で26人分ものカレーを作るんですね。さあ大変だ。

ということで尾張さんはまずひとり分のカレーを作り始めました。
そこで登場したのがこのミルクパン。
以前のデイリーの記事で松本さんがイチオシしていたあの鍋です。
これは僕も欲しくて、思わず松本さんに記事の感想送ってしまうほど感銘しました。(そしたら返信が返ってきて2度びっくり)




ミルクパンの登場。



カレー1人前ってこんだけの材料で済むんですな。


華麗な手つきで野菜を切り終えた尾張さん、すぐさまミルクパンで材料を炒めて水を入れて煮始めます。




材料を軽く炒めて水を投入して・・・



できた。材料炒めはじめてわずか10分。


あーっと言う間に1人分のカレーが完成。つづいて5人分のカレーを作りだす尾張さん。
その手つきは本当に華麗。(カレーだけに)
ジャガイモの皮をナイフでさっさとむいていくし、その後のカットもすごく手慣れてました。

僕は皮むき器がないとできません。(最近これがものすごくほしい)

そして、ここで尾張さんがあるとんでもない発見をするのです。

「たまねぎ、多っ!!」




たしかに、オニオンスープ作ってるみたいだ


こんだけ大量にたまねぎがあるのに、じゃがいもなんて「ちょっとバター落としたくらい」(木村さん談)しかないのです。
しまいには尾張さんから「カレーはたまねぎ料理だ!」という名言まで飛び出すほど。
いやあ、これにはびっくりしました。

アクを取らずにカレールーを入れそうだったので「あ、尾張さん、アクとらないんですか?」と指摘を入れつつ、5人前カレーもいよいよ仕上げへ。
ルーを入れた瞬間漂うカレーのにおいに、思わず腹が減ります。(この日この時点で上のしたらばしか食べてなかったのですよ)




5人前カレーも無事完成。いやあ、うまそうだ。


さらにたまねぎ料理は続く

さあ、いよいよ20人前のカレーを作る時。
さっき5人前であれだけ「多い!たまねぎ多い!」と騒いでた我々でしたが、果たして20人前のたまねぎとはどんなものなのか。
尾張さん、変わらぬ手つきでたまねぎをトントン切っていきます。




途中経過ですでにこの量だもん。どこまでたまねぎ料理なんだカレーって。


上の写真の量にとどまらず、どんどんどんどんたまねぎが追加されていきます。
しかし見事に等間隔に切られているたまねぎが美しい。
本当に、手つきが慣れてます、尾張さん。

気づけば尾張さんがたまねぎを切り始めて10分以上。




たまねぎカット終了。なんだこの大量っぷり。


尾張さんはこの後まだじゃがいも・にんじん・鶏肉のカットを控えています。
そして木村さんは尾張さんの撮影係なのでカメラが手放せません。
と言うことで手持ち無沙汰な僕、なんか仕事はないかと考えて、ひとつ考え付いた。

「尾張さん、このたまねぎもう炒めちゃいましょうか?」




働かざる者、食うべからず。(撮影:木村さん)


そうやん、俺、尾張さんのお手伝いするためにはよ来てるんやん。
と言うことをすっかり忘れていたので、ここでいよいよ調理に参戦することにしました。

が、なにせ相手はこの大量のたまねぎなので、木べらでかき混ぜるのにも一苦労。
下手するとたまねぎが鍋からあふれてきて「もーう、まるこめぇーっ!」と尾張さんに怒られる始末。
ほんと、ごめんなさい。

しかも鍋が熱く(上の写真も左手が妙なことになってます)、焦がさないように混ぜるのに必死でした。
15分ほど炒めたところで、「このまま炒めても焦げていくなのでもう水入れちゃいましょうか」と言うことで1リットル以上の大量の水を投入。
と同時に、「じゃ、まるこめ、アク取りよろしく!」と尾張さんは買いだしへ。

残されたメンバーで鍋を囲みながら話し込んでると、「これ、フタとかないんですか?あったほうが絶対いいですよ」っていう話に。
んー、明らかにフタはなさそうだし、なんか代わりになるようなもの・・・あ、




これを、



こうすればいいのか!


しかもお盆の大きさもちょうどよい。
「鍋蓋がない時はお盆で代用する」という、ある意味一種のライフハックでこのピンチを切り抜けたのでした。

しかし、まだまだ20人前カレー完成までには長く険しい道のりが続いていたのです・・・。




Last update:2010/3/24